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線状凹地

稜線に平行にみられる線状の窪地。2重稜線とも呼ばれる。南アルプスでは非常に多く赤石岳山頂や兎岳山頂では数が多いため線状凹地群と呼ばれている。上河内岳の山頂西側では顕著な凹地を確認できる。また、凹地に水が貯まったり湧水が発生することもある。椹島から千枚小屋へ続く登山道上の標高2450m付近には「駒鳥池」と呼ばれる美しい池があり、そこでは年間を通じて水が貯まっている。また、白峰南嶺の南部の赤崩崩壊地脇には「池ノ平」と呼ばれる箇所があり、そこでは年間を通じて多量の湧水が流れ出ている。