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トウヤクリンドウ
多年草。高さ8~15 cm。無性期は根出葉で、花期の茎葉は無柄で広線形から披針形で中脈がへこみ長さ2~5 cm。花期は8~9月。花冠は筒状で長さ3.5~4 cm、淡黄色で緑色の斑点がある。花は茎頂に単生し、日を受けて上向きに開き、花冠裂片は平開することなく斜開し、副片は低い。近縁種のオヤマリンドウは茎頂の葉腋に青紫色の花を数個つける。
1.種の解説多年草。高さ8~15 cm。無性期は根出葉で、花期の茎葉は無柄で広線形から披針形で中脈がへこみ長さ2~5 cm。花期は8~9月。花冠は筒状で長さ3.5~4 cm、淡黄色で緑色の斑点がある。花は茎頂に単生し、日を受けて上向きに開き、花冠裂片は平開することなく斜開し、副片は低い。近縁種のオヤマリンドウは茎頂の葉腋に青紫色の花を数個つける。
2.分布
国外では朝鮮半島、中国、シベリアなどに、国内では北海道、本州(中部以北)に分布する。県内では中部(南アルプス)に分布する。静岡県は南限自生地である。
3.生育環境
高山帯における尾根周辺の岩礫地から疎草地に生育する。
4.生育状況
産地は南アルプスのほぼ全域である。産量は有性株以外の根出葉も多く見られ生育は安定している。
5.減少の主要因と脅威
登山者による踏圧が主要因である。雪積減少や温暖化も脅威である。
6.保護対策
花を見るためでも登山道を逸脱しないように啓発が必要である。温暖化により株数が減少するか生育状況を注視する必要がある。
(静岡県版レッドデータブックより)
写真提供:特定非営利活動法人静岡県自然史博物館ネットワーク