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ミヤマハナシノブ

多年生。高さ80 cm程度。茎には稜があり、葉は奇数羽状複葉で小葉は21枚ほどで全縁である。長さは約5 cm。花期は6~8月。茎の上部の散房花序に淡青紫色の花をつける。花冠は5深裂し、長さ約2.5 cm。花柄には短腺毛が密生し、白毛がまばらに生える。種内分類群としての認識には更なる検討が必要との見解もある。
1. 種の解説
多年生。高さ80 cm程度。茎には稜があり、葉は奇数羽状複葉で小葉は21枚ほどで全縁である。長さは約5 cm。花期は6~8月。茎の上部の散房花序に淡青紫色の花をつける。花冠は5深裂し、長さ約2.5 cm。花柄には短腺毛が密生し、白毛がまばらに生える。種内分類群としての認識には更なる検討が必要との見解もある。
2. 分布
日本固有変種で、本州に分布する。県内では中部(南アルプス)に分布する。
3. 生育環境
亜高山帯から高山帯の草原や林縁に生育する。
4. 生育状況
静岡県植物誌(1984)に、南アルプスの北荒川岳の記録があるが、前回(2004)調査、今回の調査でも確認されていない。
5. 減少の主要因と脅威
生育地の環境変化が減少の主要因と考えられる。これからはシカによる食害が脅威である。
6. 保護対策
シカの食害対策が必要である。
(静岡県版レッドデータブックより)

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