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ニシキオニグモ
体長メス12~18 mm、オス9~10 mmである。背甲は黒褐色、腹部上面は黒褐色で黄色の斑紋があり、後半には葉状斑、前方には肩突起がある。生体では色彩斑紋により他種から見分けることができる。同属のイエオニグモと似るが、外雌器垂体にはしわがあり可動である点、オス触肢の杯葉は側面に位置し、端部突片とほぼ同大の亜端部突片をもつ点で区別できる。
1.種の解説体長メス12~18 mm、オス9~10 mmである。背甲は黒褐色、腹部上面は黒褐色で黄色の斑紋があり、後半には葉状斑、前方には肩突起がある。生体では色彩斑紋により他種から見分けることができる。同属のイエオニグモと似るが、外雌器垂体にはしわがあり可動である点、オス触肢の杯葉は側面に位置し、端部突片とほぼ同大の亜端部突片をもつ点で区別できる。
2.分布
国外では韓国、中国に分布し、国内では北海道、本州、四国、九州など、日本各地に分布する。県内では伊豆、中部、西部に分布する。
3.生息環境
神社、寺院に多く見られ、建物の周囲、灯篭、鳥居、及び周辺の樹間に生息する。
4.生息状況
以前は普通によく見かけられたが、近年姿を見ることが少なくなり激減している。
5.減少の主要因と脅威
寺社周辺の自然環境に開発の手が加わり、生息環境が減少したことが主要因である。一方で、生息環境が維持されても、その周辺の開発による餌となる昆虫の減少という2次的な影響も本種の減少の脅威になりうる。
6.保護対策
本種の生息環境となる社寺のような人の手のあまり入らない環境の保全が第一である。それが生息場所だけではなく、餌となる昆虫などの供給地となる環境も守ることにつながっていく。
(静岡県版レッドデータブックより)