コンテンツ詳細
シロタマヒメグモ
体長メス4.1~5.7 mm、オス3.9~5.2 mmである。体色が全体的に明るい黄褐色であり、また上顎や歩脚が長いことにより、本属の他種と容易に区別ができる。腹部は長い卵形で幅と高さは同じであり、オスはメスより細長い。外雌器は中央に丸い突起があり、中隔はなく、オス触肢は栓子が短く、盾板把持器は卵形で小さい。
草の間などに不規則網を張る。産卵期には草を丸めて住居を造り、その中で卵嚢を保護する。
1.種の解説体長メス4.1~5.7 mm、オス3.9~5.2 mmである。体色が全体的に明るい黄褐色であり、また上顎や歩脚が長いことにより、本属の他種と容易に区別ができる。腹部は長い卵形で幅と高さは同じであり、オスはメスより細長い。外雌器は中央に丸い突起があり、中隔はなく、オス触肢は栓子が短く、盾板把持器は卵形で小さい。
草の間などに不規則網を張る。産卵期には草を丸めて住居を造り、その中で卵嚢を保護する。
2.分布
国外では韓国、中国、ロシア(サハリン、シベリア)に、国内では北海道、本州に広く分布している。本種は北方系の種であり、北海道では平地でも見られるが、本州では主に高地に生息する。県内では中部に分布する。
3.生息環境
高地の、草原、樹林地の周辺、林道沿いなどに生息する。
4.生息状況
生息地は高地に限られ、生息密度は低い。
5.減少の主要因と脅威
高原の自然環境に開発の手が加わり、生息環境が減少することが主要因となる。生息環境だけではなく、同時に餌となる昆虫が減少するという2次的な影響も本種の減少を加速させる。また、北方系種の特徴である高原など涼しい環境を好むため、地球温暖化による温度変化が減少の一因になる可能性が高い。
6.保護対策
本種の生息環境となる再生がしにくい高原の自然環境の保全が第一である。それが、本種の餌となる昆虫などの供給地となる環境も守ることにつながっていく。また、間接的で別角度となるが、地球温暖化に対する世界規模の対策も本種の保護には必要である。
(静岡県版レッドデータブックより)