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間ノ岳
日本第3位の標高(3,189.5m)を有し、白根三山(北岳,間ノ岳,農鳥岳)の一角を形成する。日本百名山に選定されている。山頂西側には静岡県、長野県、山梨県の県境となっている三峰岳(標高2,999m)が存在し、その南斜面にはシカの食害をあまり受けていないシナノキンバイなどからなるお花畑が広がっている。また、間ノ岳から熊ノ平へ向かう登山道沿いに大井川の最初の一滴が生まれる箇所がある。
【登山】
〇山梨県ルート 3泊4日以上 ※熟練者向き
北岳経由)芦安村(山梨県中巨摩郡)の芦安温泉から登山バス(又はタクシー)で広河原まで行き、そこから6~7時間ほどで北岳。更に3時間程で間ノ岳に至る。このため、途中の山小屋(広河原山荘,白根御池小屋、北岳肩ノ小屋、北岳山荘など)で1泊以上するのが一般的。
奈良田経由)奈良田温泉(山梨県早川町)から徒歩で4~5時間程で大門沢小屋を経由し、4時間程で農鳥岳、更にそこから3時間程で間ノ岳に至る。農鳥岳から間ノ岳にかけては南アルプスで最も美しい稜線と呼ばれている。また、農鳥岳から南に続く尾根は白峰南嶺と呼ばれ、大籠岳、笹山(黒河内)、青薙山など玄人好みの山岳が連なっている。
両俣経由)北岳の主な登山口である広河原から南アルプススーパー林道を徒歩で4~5時間程進むと両俣小屋に至る。そこから野呂川越を経て三峰岳へつながる。以前は、長野県伊那市戸台まで南アルプススーパー林道が続いていたが、台風の影響により2022年時点では不通。ただし、仙丈ヶ岳からの縦走は行程な長いものの可能。