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茶臼岳

南アルプス南部に位置する山。静岡県側の南アルプス登山の玄関口である東俣林道の起点沼平から登山口(畑薙大吊橋)が近いことから年間を通じて登山者がいる。山頂までは上河内沢や横窪沢など幾つもの沢や峠を越えるため起伏が激しいのが特徴。ただし、途中にはウソッコ沢小屋(無人)や横窪沢小屋(要予約)があるため、悪天候や体調不良時のエスケープはしやすい。茶臼小屋はかつてはシシウド等からなる背の高い高茎草本群落が広がっていたが、現在はシカの食害を受け大きく衰退している。このため、静岡県により防鹿柵が設置されている。群落は大きく衰退したがハイマツの下や小屋周辺では、現在でも比較的多い種類の高山植物を観察することが出来る。

【登山】静岡県ルート 2泊3日以上 ※熟練者向き

東俣林道の起点沼平から徒歩40分ほどで登山口である畑薙大吊橋に到着。約全長180mの橋を渡り大井川を横切ると長い樹林内の登山が始まる。ヤレヤレ峠を越え、4つの釣り橋を越えるとウソッコ沢小屋に到着。そこから横窪沢小屋までは2時間程。渓流脇を通過することが多く水には困らない。横窪沢小屋から茶臼小屋までは更に急登が続き3時間程を要する。途中の水場細く当てにならないため横窪沢で水を確保することが大切。茶臼小屋から茶臼岳まではのんびり往復1時間30分程。日帰りは困難なため、余裕を持って行程を組むことが大切。

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