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ミスズラン
多年草。花茎の高さは8~15 ㎝。葉は1個で倒披針状楕円形、長さ2~3 cm、幅0.7~1 cm、基部は細くなって葉柄状になる。花期は6~7月。淡緑色の花を数個まばらにつける。背萼片と側花弁は兜状になる。唇弁は三角状舌形。側萼片は長楕円形。
1. 種の解説多年草。花茎の高さは8~15 ㎝。葉は1個で倒披針状楕円形、長さ2~3 cm、幅0.7~1 cm、基部は細くなって葉柄状になる。花期は6~7月。淡緑色の花を数個まばらにつける。背萼片と側花弁は兜状になる。唇弁は三角状舌形。側萼片は長楕円形。
2. 分布
国外では朝鮮半島、台湾に、国内では本州(東北地方から中部地方)に分布する。県内では東部と中部に分布する。
3. 生育環境
冷温帯の針葉樹林の林床。
4. 生育状況
1976年に富士山で、2006年に南アルプスで確認されているが、その後の確認記録はない。
5. 減少の主要因と脅威
森林伐採や林道開設による生育環境の消失が減少の主要因である。
6. 保護対策
冷温帯での森林伐採や道路建設は極力行わないこと。
(静岡県版レッドデータブックより)