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ホテイラン

多年草。高さ6~15 cm。球茎は狭卵形。葉は地表に接して1個あり、卵状楕円形で長さ3~6 cm、顕著な縦皺があり、裏面は紫色。花期は5月。花茎の頂に花を1個つけて紫紅色。唇弁は袋状で下垂して、長さ2.5~3.5 cm。距は2叉に分かれて舷部から突き出る。
1. 種の解説
多年草。高さ6~15 cm。球茎は狭卵形。葉は地表に接して1個あり、卵状楕円形で長さ3~6 cm、顕著な縦皺があり、裏面は紫色。花期は5月。花茎の頂に花を1個つけて紫紅色。唇弁は袋状で下垂して、長さ2.5~3.5 cm。距は2叉に分かれて舷部から突き出る。
2. 分布
国外では欧州、シベリア、カナダ、北米に、国内では本州(関東地方、中部地方)に分布する。県内では西部、中部(南アルプス)、東部に分布する。
3. 生育環境
温帯上部から亜高山帯で針葉樹林下の斜面や谷間に生育する。
4. 生育状況
産地は少なく、株数が激減しており、生育は危機的な状況である。
5. 減少の主要因と脅威
園芸目的の採取が主要因である。植生遷移も脅威である。
6. 保護対策
静岡県指定希少野生動植物。産地情報の公開は慎重な配慮が必要である。
(静岡県版レッドデータブックより)
写真提供:特定非営利活動法人静岡県自然史博物館ネットワーク

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