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ナカミシシラン
小~中型の常緑性シダ。葉は長さ25~40 cmほどに達し、葉身は線形、幅は3~5 mmで肉質である。中肋は裏面でやや隆起、幅広く、裏面にも少し隆起、その両側に明瞭な2条の溝がある。生態、形態ともに似たシシランは、表面の溝が1条であることで、区別できる。
1. 種の解説小~中型の常緑性シダ。葉は長さ25~40 cmほどに達し、葉身は線形、幅は3~5 mmで肉質である。中肋は裏面でやや隆起、幅広く、裏面にも少し隆起、その両側に明瞭な2条の溝がある。生態、形態ともに似たシシランは、表面の溝が1条であることで、区別できる。
2. 分布
国外では中国に、国内では本州(東京都以西)、四国、九州に分布する。県内では伊豆(天城山)、東部(愛鷹山)、西部(北遠)に分布する。
3. 生育環境
深山の山林内、樹幹や岩壁、岩上に着生して生育し、下垂する。
4. 生育状況
産地が局限され、数少ない産地でも個体数は少なく、減少、絶滅の危機にある。
5. 減少の主要因と脅威
限られる生息地の消失で減少している。山林の樹木伐採などによる生育環境悪化も脅威となっている。
6. 保護対策
着生植物の場合、何も本種に限られる訳ではないが、着生する樹木の保護が第一義的に重要である。生育地の山林伐採による環境への影響を防ぐことも必要である。
(静岡県版レッドデータブックより)