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スズムシソウ

多年草。高さ10~20 cm。葉は2枚で基部が葉柄に翼状に広く流れて茎を抱き、5~12 cm、鈍頭で縦脈が表に出る。花茎には稜があり、下の方から花を5~18つける。花期は6~7月。花は、萼は淡緑で、側萼片が糸状で唇弁の下にかくれる。花弁と唇弁は薄い紫褐色。
1. 種の解説
多年草。高さ10~20 cm。葉は2枚で基部が葉柄に翼状に広く流れて茎を抱き、5~12 cm、鈍頭で縦脈が表に出る。花茎には稜があり、下の方から花を5~18つける。花期は6~7月。花は、萼は淡緑で、側萼片が糸状で唇弁の下にかくれる。花弁と唇弁は薄い紫褐色。
2. 分布
国外では朝鮮半島に、国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。県内では伊豆、東部、中部、西部に分布する。
3. 生育環境
温帯、暖帯の山地の林内に生育する。
4. 生育状況
各地に広く点在していた。園芸採取などで減少している。
5. 減少の主要因と脅威
山林伐採による生育地の消失と園芸採取が脅威である。
6. 保護対策
生育地の保護と園芸採取を防ぐために、産地情報の公開には慎重な配慮が必要である。
(静岡県版レッドデータブックより)