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キンロバイ

落葉小低木。高さ30~100 cm。幹はよく分枝して広がる。葉は3小葉または5小葉。小葉は全縁の楕円形で長さ1~2 cm、若い時には両面に長毛がある。葉柄は細く有毛で長さ5~20 mm。花期は6~8月。萼片は三角状卵形で長さ5~7 mm。花は径2~2.5 cm。花弁は円形の全縁で黄色。花弁が白色のハクロバイまたはギンロバイも同じ扱いである。
1. 種の解説
落葉小低木。高さ30~100 cm。幹はよく分枝して広がる。葉は3小葉または5小葉。小葉は全縁の楕円形で長さ1~2 cm、若い時には両面に長毛がある。葉柄は細く有毛で長さ5~20 mm。花期は6~8月。萼片は三角状卵形で長さ5~7 mm。花は径2~2.5 cm。花弁は円形の全縁で黄色。花弁が白色のハクロバイまたはギンロバイも同じ扱いである。
2. 分布
国外ではサハリン、千島、朝鮮半島、中国、ヒマラヤに、国内では北海道、本州、四国に分布する。県内では中部(南アルプス)に分布する。
3. 生育環境
亜高山帯から高山帯の蛇紋岩、石灰岩地で日当たりがよく、他の木本類の侵入が困難な岩礫地に生育する。
4. 生育状況
産地が局限的である。産量はそれほど多くない。生育範囲は狭い。
5. 減少の主要因と脅威
自然遷移と園芸目的の採取が脅威である。
6. 保護対策
「静岡県指定希少野生動植物」に指定されている。
(静岡県版レッドデータブックより)